総ビリルビン、AST、ALT、γGT、ALP |
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主に肝機能をあらわします。肝臓に障害があると高くなります。筋肉の障害で高くなることもあります。 脂肪肝やアルコール性肝障害、ウイルス性肝炎などの時に高くなります。 AST、ALTが30を超えると肝臓細胞の障害が疑われます。 |
LDH |
いろいろな内臓や組織の障害があるときに高くなります。 悪性腫瘍や肝炎、貧血など様々です。 |
総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪 |
これらが高いと、動脈硬化が速く進み、心臓病(狭心症、心筋梗塞)や脳硬塞などのもとになります。肥満や食生活、運動習慣や体質的なことが、高くなる原因になります。 |
HDLコレステロール |
善玉コレステロールといわれ、動脈硬化を防ぎます。低いと良くありません。 肥満や運動不足や喫煙などで低くなります。 |
総タンパク、アルブミン |
栄養状態が悪いと、低くなります。 |
尿素窒素、クレアチニン、推算GFR(糸球体ろ過率) |
腎機能が悪くなると、これらが高くなります。 慢性腎炎や高血圧、糖尿病がじん臓の障害の原因になります。 推算GFRが60以下になるとじん臓の働きが悪くなっているおそれがあります。 |
尿酸 |
尿酸が、高いと痛風や心臓病などの原因になります。じん結石が出来る元にもなります。 肥満やアルコール、体質的なことで、高くなります。 |
ナトリウム、カリウム、クロール |
腎臓の病気などの時に高くなったり低くなったりします。 |
空腹時血糖、HbA1c |
糖尿病の時に高くなります。HbA1cは、1ヶ月間の平均的な血糖の状態をあらわします。 |
アミラーゼ |
すい臓の炎症や唾液腺の異常の時に高くなります。急性膵炎などがあり得ますが、基準値を超えていても、必ずしもすい臓の病気でない場合も多いです。 |
赤血球数、ヘモグロビン、白血球数など |
貧血など血液の病気が、わかります。 |
CRP |
炎症の病気がある時に高くなります。 |
RF |
リウマチなどの時に高くなります。ただし、リウマチでない場合も高くなることがあるので、これだけでは確定しません。 |
尿検査 |
腎臓の障害などをチェックします。 尿タンパクや潜血が陽性の場合は、腎臓の病気に注意が必要です。 |
身体測定 |
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BMI(体格指数)は、身長から見た体重の割合です。 体重(kg)÷身長(m)の2乗であらわされます。標準は、22です。25以上は、肥満と判断します。 肥満は、高血圧や糖尿病、動脈硬化などいろいろな病気の元になります。 |
血圧 |
120/80mmHg未満が、理想的な血圧です。 血圧が高くなるにしたがい、脳梗塞や脳出血、心臓病などを起こしやすくなります。 血圧が高めの時は、130/80未満を目標に注意します。 塩分の取り過ぎに注意したり、運動を心掛けます。 |
肺機能 |
肺活量や息を吐く速さが、わかります。 肺気腫や気管支喘息など肺の病気で、数値が、悪く(少なく)なります。 |
心電図 |
不整脈や心肥大などが、わかります。高血圧や心臓病の時に異常があらわれます。 ただし、狭心症などは、安静時の心電図だけでは、必ずしも異常があらわれないことが多いです。 |
胸部レントゲン |
肺の病気や心臓のおおよその大きさなどが、わかります。 肺がんの検診には、下記のCT検査の方が、優れています。 |
マルチスライスCT検査 |
胸部から、腹部の上部の断面を見ます。 胸部では、肺がんや結核など肺の病気が、わかります。 腹部では、肝臓や腎臓の腫瘍、膵臓の腫瘍などが、わかる場合もあります。 また、腹部の脂肪の量(内臓脂肪)も直接わかります。 |
胃の検査(胃バリウム検査または、内視鏡検査) |
食道がんや胃がん、胃潰瘍などが、わかります。 早期胃がんの発見のためには、内視鏡検査の方が優れています。 オプションのBLI検査を使うことで、食道がんを見つけやすくなります。 |
便ヘモグロビン(大腸がん検診) |
便に含まれる微量の血液を検出します。 結果が(+)の時は、大腸の精密検査が必要です。 |
腹部超音波検査(腹部エコー) |
超音波で、腹部の内臓を見ます。 肝臓や腎臓の腫瘍や胆のうのポリープ、胆石などが、わかります。 |
眼底・眼圧 |
眼底の血管を見ることで、動脈硬化や高血圧の影響がわかります。 緑内障など目の病気もわかります。 |