鷲谷病院健診センター

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栃木県宇都宮市下荒針町3618

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更新日 2012-02-03

質問集

NBI検査とは

胃内視鏡検査(胃カメラ)でNBI(狭帯域光観察)ができるようになりました。
食道がんを早期に発見しやすくなります。

NBI(狭帯域光観察)とは

特殊な光を使い、粘膜を観察する新しい技術です。
通常の内視鏡検査と同時に行うことで、
食道がんや胃がんをより早期に見つけやすくなります。

苦痛や害はありません

NBI検査は、装置の光の波長を変えることで行います。
薬は使わないので、体に害や苦痛を受けることはありません。

以下の項目に当てはまる方は、NBI検査を特にお勧めします。

50歳以上の方
アルコールを飲む(特に、顔が赤くなる方、飲み始めの頃は赤くなっていた方)
タバコを吸う
野菜や果物をあまり食べない

画像の例

NBI_1.png通常の内視鏡の画像NBI_2.pngNBI使用時の画像色の違う部分として分かりやすく見えます


NBI検査は、内視鏡検査のオプションとして申し込んでいただけます。
料金 2100円(税込)
ご希望の場合は、予約時もしくは当日にお申し付け下さい。

鼻からの胃カメラについて

keibi.png

口からの場合より、吐き気や不快感が起きにくいです。(個人差はあります。)
検査中に、会話が出来ます。

鼻の穴が狭く入らないときなどは、口からに変更することがあります。
胃カメラがこすれて、鼻血が出ることがあります。 
  (ほとんどの場合は、簡単な処置で止まる程度です。)

次のような方は、口からの胃カメラをお勧めします。
  鼻血が出やすい。
  鼻の手術をしたことがある。
  血が止まりにくい薬(抗血栓剤)を飲んでいる。

追加料金は、かかりません。
ご希望の方は、予約時もしくは当日にお申し付け下さい。


脳動脈瘤が見つかったら

脳動脈瘤について

脳ドックのいちばんの趣旨は、脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)を見つけることです。脳動脈瘤とは、脳の動脈にできる風船のようなこぶです。
これが破れると、出血して「くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)」になります。くも膜下出血は、一度起きると死亡することもある、重い病気です。
この動脈瘤について、説明します。

1.脳動脈瘤が見つかる割合は?

 当センターでは、約2%(50人に1人)のかたに、脳動脈瘤が見つかります。

2.脳動脈瘤が、出血する割合は?

 動脈瘤の大きさや形などにより、一概には言えません。 
いろいろなデータがありますが、1年間あたり、0.5〜1.9%と言われています。
つまり、1年の間におよそ1%(100人に1人)の割合で出血するおそれがあります。

3.もし見つかったときにどうするのか

 脳動脈瘤が見つかったときは、まずどうするかを考えます。
治療をするか、あるいは、そのまま経過を見るのかを考えます。
動脈瘤の大きさや形、年齢、その他の健康状態などから、総合的に検討します。最終的には、ご自身の意志がもっとも尊重されます。
 治療の方法には、外科的手術と血管内治療(カテーテルを使う治療)とがあります。治療を行う場合には、危険性が問題になります。合併症がどのくらいの割合で起きるかは、それぞれの施設や医師により幅があります。全体としては、死亡する率が約1%以下、何らかの後遺症が残る率が約5%前後と考えられます。
 一般的には、年齢がおよそ75歳以下で、動脈瘤の大きさが5〜7ミリ以上ある時や動脈瘤の形がいびつな時などは、治療を積極的に考えます。動脈瘤の大きさが3ミリより小さいときは、経過を見ることが多くなります。
 もしも脳動脈瘤が見つかった場合には、以上のようなことを総合的に考え、ご自身にとってもっとも良い方法を選ぶことになります。このとき、ご自身の価値観や死生観も判断の大切なよりどころになります。

当センターでは、最近の約10年間で、約120人の方に脳動脈瘤が見つかっています。
そのうち、約10人の方が治療を受けられています。

*ここに説明させていただいたことは、あくまでも一般的な考え方です。
実際の個々の場合については、そのまま当てはまらないこともあります。

(統計的な数値は、「脳ドックのガイドライン2008」を参考にしています。)

ピロリ菌について

1.ピロリ菌とは?

pylori1b.pngヘリコバクター・ピロリとよび、胃の粘膜に生息する、細菌の一種です。40歳以上の人では、約80%の人が、ピロリ菌に感染していると言われています。

2.ピロリ菌は、どんな病気に関係するのか?

  • ピロリ菌が感染すると、胃に炎症がおこります。「慢性胃炎」という状態です。しかし、必ずしも、症状を起こすわけではありません。
  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、ピロリ菌が主な原因です。
  • 胃がんの発生にも関係しています。
  • その他、いくつかの病気に関係していることが分かっています。(胃リンパ腫、紫斑病など)

3.ピロリ菌は、治療した方が良いのか?

  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍のある場合は、ピロリ菌を治療すると、治りやすく、再発も減ります。
  • ピロリ菌を治療することで、胃癌の発生を少なくできる可能性があります。

日本ヘリコバクター学会の2009年ガイドラインでは、除菌治療が推奨されるようになりました。ただし、治療のメリットとデメリットを充分に理解された上で治療を受けられることが勧められています。

4.ピロリ菌の治療の実際

ピロリ菌を治療することの意義

胃がんが出来る割合が少なくなる事が、期待できます。
完全に予防できるわけではないので、定期的な胃がん検診は必要です。

治療の方法

3種類の薬を7日間飲みます。

治療の成功率

治療を行ってピロリ菌がいなくなる率は、70〜80%です。
1回目でうまくいかなかった場合に、2回目の治療を行うと約90%の成功率になります。

治療の副作用

20〜50%の人に、下痢や口内炎などが起きます。
2〜5%の人に、強い下痢や発熱、出血性腸炎などの強い副作用が起きます。

ピロリ菌を治療した後に問題になること

食道の炎症が起きたり、悪くなることがあります。場合により、薬の治療が必要になります。(約10%の人に起こります。)
体重が増えたりコレステロールが高くなることがあります。
再びピロリ菌が居るようになることが、1年間に1%前後あります。

費用 

胃潰瘍や十二指腸潰瘍のある場合は、健康保険で治療が出来ます。
潰瘍がない場合には、健康保険が適用できないので、自費になります。

動脈硬化の検査について

血圧脈波検査

拍動が血管の壁を伝わる速さを測定し、動脈のかたさを調べます。
手足に血圧計を巻くだけで、簡単に検査できます。
動脈硬化の程度が数値として分かります。

頚動脈超音波検査

高精度の超音波検査で、動脈の壁の厚みを0.1ミリ単位で測定します。
脳梗塞の危険因子になる、頸動脈の動脈硬化を初期の段階から
正確に知ることができます。

コレステロールが高いとき

コレステロールについて 

コレステロールは、血液中に溶け込んでいる脂肪の一つです。細胞やホルモンなどの材料となる大切な物質です。
 しかし、血液中のコレステロールが異常に多くなると、からだに対して悪影響をおよぼします。
 コレステロールの異常としてもっとも重要な意味を持つのは、LDL(悪玉)コレステロールの増加とHDL(善玉)コレステロールの減少です。
動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの原因となります。
コレステロールを調節するために、以下にあげる注意を守りましょう

1.食べ過ぎは禁物です

 食べ過ぎや肥満は、LDLコレステロールや中性脂肪を増加させ、HDLコレステロールを減少させて、動脈硬化をすすめる原因となります。

2.動物性脂肪は控えましょう

動物性脂肪(固形)にはからだのコレステロールを増やす性質があります。
動物性脂肪1に対し植物性の脂肪や魚類の油を2の割合でとることをお勧めします。

3.コレステロールの多い食品は控えましょう

コレステロールを多く含む卵の黄身やたらこ、レバーなどの内臓の取りすぎに注意しましょう。特に卵は、1日1個までとします。

4.甘いものはほどほどに

甘いもの(糖分)をとり過ぎると、中性脂肪が増え、HDLコレステロールが、低下します。

5.食物繊維は多くとりましょう

食物繊維には、腸管からのコレステロールの排泄を促すはたらきがあります。

6.ビタミンを多くとりましょう

LDLコレステロールは、酸化されると動脈硬化を起こす原因となります。
酸化を防ぐはたらきのあるビタミンE、Cやβーカロチンなどを多くとりましょう。

7.食事はゆっくりと

早食いは大食のもとです。ゆっくり、よく噛んで食べましょう。

8.アルコールはほどほどに

1日に、日本酒は1合、ビールなら1本までとしましょう。なお、中性脂肪の多い人はこれより減らして下さい。

9.たばこは止めましょう

喫煙は、善玉のHDLコレステロールを低下させます。

10.適度な運動を習慣づけましょう

早足歩行などの適度な運動を毎日続けると、中性脂肪を減らし、
善玉のHDLコレステロールを増やす効果があります。

Q コレステロール値が多いと、なぜよくないのでしょう?

 悪玉コレステロールが多い状態が続くと、からだのいろいろな動脈に動脈硬化がおこります。そのために、しだいに動脈の内側が狭くなったり、血栓で詰まりやすくなったりします。その結果、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすことになります。

Q 善玉コレステロール、悪玉コレステロールとは?

 コレステロールは、血液中では、タンパク質といっしょになって、リポタンパクという形になっています。このリポタンパクは、からだの各部からコレステロールを回収するはたらきのものと、供給するはたらきのものとが、あります。
回収するものを善玉(HDLコレステロール)、供給するものを、悪玉(LDLコレステロール)と呼びます。善玉が少なくなり、悪玉が多くなると、動脈硬化が進みやすくなります。

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血圧が高いといわれた

検診で、血圧が高かった。

検診で測った血圧が、いつもより高いことがあります。血圧は、状況により常に変動しています。運動したり、緊張したりすると、一時的に高くなります。
 検診の時に測った血圧は、ふだんの様子をあらわしているとは限らないわけです。しかし、緊張のために一時的に高かったとしても、そういう方は、ふだんもわずかなストレスで高くなりやすいのかもしれません。自分の正しい血圧は、ふだんから自分で測るのが、一番です。
 望ましい血圧は場合にもよりますが、120/80以下が、理想的と考えられています。
135/85をこえると、治療を考えた方がよいとされています。
 ご自分で、時々血圧を測ってみて、135/85を常々超えるようでしたら、内科を受診し、ご相談されると良いと思います。

脳卒中について

脳卒中について

脳の血管が詰まっておこる脳梗塞や、出血する脳出血などを
まとめて脳卒中と呼びます。
急に、手足が動かなくなったり、しゃべりにくくなったりします。
脳卒中1.jpg脳卒中2.jpg
脳卒中の起こり方には、主に3種類あります。

1.脳梗塞
  脳の血管が詰まって、血液が流れなくなり、脳の組織が死んでしまう。
2.脳出血
  脳の細い動脈が切れて出血する。
3.くも膜下出血
  脳の太い動脈にできたこぶ(動脈瘤)が、破れて出血する。

およその割り合い脳卒中グラフ.jpg

脳梗塞(のうこうそく)

脳梗塞とは、脳の血管が詰まって血液が流れなくなり、脳の組織が死んでしまう病気です。詰まる原因によって、血栓や塞栓があります。
1)脳血栓(のうけっせん)脳血栓.jpg
 動脈硬化が徐々に進み、血管が狭くなったところに血の塊(血栓)ができ、次第に詰まる。

2)脳塞栓(のうそくせん)脳塞栓.jpg
 心臓や首の動脈でできた血の塊がながれて、脳までたどり着き血管を詰まらせる。


 「無症候性脳梗塞」(むしょうこうせいのうこうそく)

  脳梗塞で、症状のあらわれていないものです。脳のMR検査で、発見できます。
  無症候性脳梗塞のある人は,元になる病気などの治療が大切です。

脳出血(のうしゅっけつ)

   脳の細い血管が切れて、出血します。高血圧が、特に大きな危険因子です。脳出血.jpg

くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)

 脳の太い動脈にできたこぶ(脳動脈瘤)が破れて、頭の中に出血します。くも膜下出血1.jpgくも膜下出血2.jpg突然強い頭痛が起こります。40歳〜60歳代の働き盛りに多い病気です。

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BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)について

BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)について

BNPは、血液検査で調べるものです。心臓にかかっている負担の度合いを表します。
この値だけで、心臓に異常があるかどうかが単純に判るわけではありませんが、心臓の働き具合の目安の一つになります。
40pg/dlを超えると、心臓に問題がある可能性があります。
100pg/dl以上では、心臓に問題がある可能性が高くなり、精密検査が望ましくなります。

腫瘍マーカーについて

腫瘍マーカーについて

 腫瘍マーカーとは、血液検査で調べるものです。
がんなどがあるときに、血液中の値が高くなります。今までに、多くの種類の腫瘍マーカーが発見されています。ただし、小さながんや初期のがんでは高くなることは少なく、進行したり大きなものでも、高くならない場合も多いです。逆に、がんでない場合にも、高くなることもあります。
 そのため、健診でがんを見つけるためには、必ずしも役立ちません。診断の補助として調べたり、がんの再発のチェックなどに主に使われます。
胃カメラや肺のCT検査の代わりになるわけではありません。
 (例外として、前立腺がんの腫瘍マーカである「PSA」だけは、早期発見に役立ちます。)
 したがって、腫瘍マーカーを人間ドックの際に調べる意義としては、他の検査で見つからなかったがんが、まれに腫瘍マーカーの異常をきっかけにわかる場合があることです。
当センターでも、腫瘍マーカーを検査項目に取り入れていますが、このような事情をご理解の上、参考にしていただくと良いです。